ハンドアウト一覧 ------------------------ [01] おねえさん [02] 内藤タイチ [03] 片山コウタ [04] 有川ミホシ(小) [05] 川上ジロウ [06] 自殺サイト [07] 妖精王国の物語 [08] 妖精王国の滅亡 [09] 有川ミホシ [10] 片山ユウカ [11] 闇色の魔王 [12] 闇の騎士 [13] 内藤サエコ [14] 【プライズ】妖精王国の秘宝 [15] 【禁書魔法】虚影 [16] 断章〈王国〉 [17] 断章〈物語〉 [18] 断章〈虚ろ〉 [19] 禁書〈虚ろな物語の王国〉 ------------------------ 〇【概要】 ------------------------ ●【秘密】 ------------------------ [01] ########################################################## 〇おねえさん【概要】 ------------------------ 長らくあってない記憶の中の優しいおねえさん。 高校の制服を着ていたので、高校生だと思う。 素敵なお話を一緒に考えたり、語ったりしてくれていた。 特に長編ファンタジーである『妖精王国の物語』はPC1とその幼馴染の心の中に強く残っている。 おねえさんが大学に行くのでお別れをして以来、あっていない。 「この前のお話の続き? うん、いいよ」 ※このハンドアウトの秘密は【調査】できない ●おねえさん【秘密】 ------------------------ 『片山ユウカ』は過去にいじめにあったトラウマを乗り越えて 社会復帰を果たし、順調に就職もすることができた。 彼女はPC1やその幼なじみたちに感謝しており、 本当の立派な『おねえさん』になって、また彼らに会いたいと考えていた。 しかし、現実は彼女の思うようにはいかなかった。 彼女は、ストレスがかかるとパニックに陥る事があり、 社会人としてどうしてもうまくやっていくことができなかった。 彼女はいつも失敗し、怒鳴られ、哀れまれていて、心身ともに限界にあった。 そんなある時、「あの頃みたいに、皆にお話をしてあげたいな」 と何気なく思い、気がつけば六分儀市にいた。 『あの頃のみんな』に囲まれて。 [02] ########################################################## 〇内藤タイチ【概要】 ------------------------ PC1の同級生。 中学ぐらいの時に引っ越していった。 大学院に行ってるとか、働いてるとか、ニートだとか いろいろ言われているが、噂によると就職したらしい。 子供の頃は明るくてイタズラが好きで、 おもしろい事をよく思いつく子だった。 「どうもー。お届けにあがりました」 ※このハンドアウトの秘密は【調査】できない ●内藤タイチ【秘密】 ------------------------ 内藤タイチが引っ越していったのは、中学の頃、親が事業に失敗したからだ。 彼はその後、高校を卒業後、バイトをしていた物流会社に就職する。 妹の学費を稼ぐためにバリバリ働き続けていたが、 昨年、PC1に会った後、交通事故で亡くなってしまった。 葬式は近しい親族だけでひっそりと行われたので、彼が亡くなった事を知らない人も多い。 [03] ########################################################## 〇片山コウタ【概要】 ------------------------ PC1の幼馴染の一人。 小さい時はのんびりした感じの子だったが、 それは今もあまり変わっていないようだ。 今は地元の印刷会社に就職してがんばっている。 全然うまくはないが、地元のサッカーチームにも所属している。 「いつかきっとモテる」と思ってやってきたが、 いっこうにモテないので何かがおかしいと思っている。 「ボール以外の友達もいるよ?」 ●片山コウタ【秘密】 ------------------------ 「おねえさん」つまりコウタの姉は、当時どうして年の離れたPC1たちと 遊んでくれたのかというと、不登校でほとんど学校に通っていなかったからだ。 些細な原因から、どうも女子グループ内でのイジメにあっていたらしい。 あの頃は当然よくわかっていなかったが、あの頃の仲間達にはとても感謝しているとの事だ。 それはそれとして、都心で働いているはずの姉を見かけたという噂を聞いて少し気になっている。 帰ってくる予定などは聞いていないが…… 『片山ユウカ』を公開すること。 [04] ########################################################## 〇有川ミホシ(小)【概要】 ------------------------ PC1の幼馴染の一人・・・のはず。 理由はよくわからないが、小さいミホシ。 言動は完全に小学生時代のミホシで 元気いっぱいに街を走り回っている。 基本的にはどんくさいが時折、妙にカンの冴える事があった。 どうも、闇色に塗られた街が見えている模様。 「あ〜そ〜ぼっ!」 ●有川ミホシ(小)【秘密】 ------------------------ このミホシは本物のミホシではない。何らかの魔法で作られた魔法存在のようだ。 おねえさんと友達でつくるお話の世界に夢中だった小学生の頃のように、 『妖精王国の物語』についての話題がつきないようだ。 そういえば、本物のミホシはどうしているのだろう。 『有川ミホシ』との運命を1点上昇させてもよい。 『有川ミホシ』を公開すること。 [05] ########################################################## 〇川上ジロウ【概要】 ------------------------ PC1の幼馴染の一人。 昔から頭のよい子で、今は電力系の大手企業に就職し、六分儀支社に勤めている。 毎日、忙しくしているようだが、それにしても何か様子がおかしい。 何かに怯えているように見える。 「そんな、まさか、アイツが……」 ●川上ジロウ【秘密】 ------------------------ 彼は引っ越していった内藤タイチとも細く長い付き合いを続けていた。 昨年、内藤タイチが交通事故で亡くなるまでは。 内藤タイチが事故にあった日は、もともと彼と「飯でも食いに行こう」と 約束していた日だったが、急な仕事が入ってしまい直前でキャンセルしたのだった。 「あの時、あいつと会っていれば、事故になんか遭わなかったのに」 という、後悔が常に彼の心の中にある。 彼は『断章〈王国〉』に憑依されている。 『内藤タイチ』の【秘密】を入手してもよい。 『断章〈王国〉』を公開すること。 [06] ########################################################## 〇自殺サイト【概要】 ------------------------ 見る人がなぜか自殺するという噂のあるサイト。 それが見るからに怪しいサイトではなく、一見は普通に見えるらしい。 噂があまり広まっていないのは、見ても全然怖くないので話題性がないからだ。 ●自殺サイト【秘密】 ------------------------ 一見すると普通のブログのような体裁のサイト。 内容はポエミーな文章が特に脈絡なく 気が向いた時に掲載されるという形で更新されている。 しかし、その中に『妖精王国の物語』という記事があり、 内容はPC1が知っているものと全く同じだ。 このサイトは1年ほど前に『妖精王国の滅亡』 という記事を最後に更新がストップしている。 『妖精王国の滅亡』からは何故か魔法の力を感じる。 『妖精王国の滅亡』を公開すること。 [07] ########################################################## 〇妖精王国の物語 ------------------------ 【秘密なし】 ------------------------ PC1と幼なじみ達が一緒に作り上げたおはなし。 内容はありふれた冒険物語ではあるものの、 彼ら自身が物語の主人公兼作者となって体験した、 世界で一つだけのかけがえのない物語だ。 ※詳細は別紙参照 [08] ########################################################## 〇妖精王国の滅亡 ------------------------ 【秘密なし】 ------------------------ ※詳細は別紙参照 [09] ########################################################## 〇有川ミホシ【概要】 ------------------------ PC1の幼馴染。 現在は東雲小学校で教師をしている。 まだまだ新任なので色々と大変な思いをしているが、 いつかクラス担任をまかされるようになろうと がんばっている。 どんくさいのはあまり変わってないが、 明るく元気一杯なのも変わっていない。 「小学生はね! 最高よっ!」 ●有川ミホシ【秘密】 ------------------------ 彼女は、自分が小学生の時におはなしをしてくれた『おねえさん』のように 優しくて素敵な先生になるのが目標だ。 それはそれとして、彼女はなんだかぼろっちいものを差し出して、 「これがね、きっといるんじゃないかと思って」 と、特に根拠もないはずなのに自信満々に言う。 そして、「自分はとても物持ちがいい」と、なんだか妙に誇らしげだ。 何の役に立つかは知らないが、 『【プライズ】妖精王国の秘宝』を入手する。 [10] ########################################################## 〇片山ユウカ【概要】 ------------------------ 六分儀児童公園のベンチに一人で座っているOL。 彼女の勤務地はここではないはずだが、なぜか六分儀市にいる。 とても疲れているような顔をしており、 周りに誰もいないのに何かを長々としゃべっていたりする。 周りの人は気味が悪いと思っているようだ。 「それはまるで、夢の中にいるように……」 ●片山ユウカ【秘密】 ------------------------ 彼女はPC1と幼馴染の知る『おねえさん』である。 彼女の周りには小学生ぐらいの小さな子供たちがいて、 その子たちに話かけていたようだ。 子供たちはPC1や幼馴染たちの子供の頃とそっくりな姿をしている。 ただし、その子供たちは他の愚者には見えていない。 ふいに彼女は目の前のビルを見上げると、何かを見つけ、 「あれ、わたしだ・・・」 と言って、ビルの方へ歩いていく。 『闇色の魔王』を公開すること。 『片山ユウカ』との運命を1点上昇させてもよい。 [11] ########################################################## 〇闇色の魔王【概要】 ------------------------ 六分儀タワービルディングの屋上展望台にいる、 黒い学生服を身にまとった少女。 雰囲気こそだいぶ違うが、 その容姿はPC1の記憶の中にある『おねえさん』とそっくりだ。 「この王国を闇に染めよう。  闇こそが美しく、心穏やかなものなのだから」 <戦闘データ> ※越境者として扱う 攻撃力:2 防御力:4 根源力:3 魔力:6        領域:闇 特技:《物語》[歌]《深淵》[闇]《歪み》[闇] 魂の特技:闇色の衣 魔法:逆転《物語》    火花《物語》    魔王召還《物語》 ●闇色の魔王【秘密】 ------------------------ 彼女は何らかの魔法で作られた魔法存在である。 そして、彼女は断章〈物語〉を宿しており、強い魔法の力を持っている。 このシーンには『片山ユウカ』が登場する。 彼女は、『片山ユウカ』を見て語り掛ける。 「おまえが私の未来の姿か。つくづく間抜けよな。  未来には希望があると信じたかった。  何もかもうまく行くと思いたかった。  だが、もういい。過去には戻れない。  闇へと帰るがいい。元々おまえはそこにいたのだ」 『片山ユウカ』はその言葉を聞くと、頭を抱えてしゃがみ込んでしまう。 『おねえさん』の【秘密】を入手してもよい。 また、『闇色の魔王』に魔法戦で勝利した場合、『断章〈物語〉』を入手できる。 『断章〈物語〉』を入手した場合、『闇色の魔王』を取り除くこと。 この【秘密】が公開された時、『闇色の魔王』は『片山ユウカ』に魔法戦を挑む。 [12] ########################################################## 〇闇の騎士 ------------------------ 黒い鎧の騎士。 明らかにこの世のものではない闇のオーラを身にまとっている。 かろうじて会話が可能だがほとんど意味を成さない。亡霊のような存在。 「主はどこだ……?」 <戦闘データ> ※越境者として扱う 攻撃力:3 防御力:2 根源力:3 魔力:5        領域:闇 特技:《狂気》[夢]《深淵》[闇]《死》[闇] 魂の特技:邪悪な力 魔法:狂乱《狂気》    圧唱《なし》 ※『闇の騎士』が、そのサイクルで魔法戦を行っていない場合、 サイクル終了時にランダムな愚者に魔法戦を仕掛ける。 ※『闇の騎士』は魔力が0になっても消滅しない。封書なども行えない。 ※『闇の騎士』はサイクル開始時に魔力が最大値まで回復する。 [13] ########################################################## 〇内藤サエコ【概要】 ------------------------ 内藤タイチの妹。 女子高生、つまり難しい年頃の女の子。 引越し先の遠い街で暮らしている。 兄とは年が離れているのでPC1や幼馴染たちとは接点がない。 もともと大人しい子であったそうだが、 1年ほど前から暗い感じの子になってしまったらしい。 「なんですか、用がないなら放っておいてください」 ●内藤サエコ【秘密】 ------------------------ 彼女は『自殺サイト』の作者である。 しかし、当人はそんな噂など知るはずもない。 彼女は兄から『妖精王国の物語』について時々、聞くことがあり、その話を勝手にサイトに掲載した。 話す時に、タイチは「自分は妖精王国の英雄なんだぞ」と冗談まじりに誇らしげに語っていたという。 しかし、兄が亡くなった後、彼女は 「幼い頃の思い出なんか何の役にも立たないし、人の気持ちなど何の力もない」 との思いに囚われて、その虚無感を『妖精王国の滅亡』としてサイトに書きつづった。 それ以来、あのサイトは放置してあるそうだ。 彼女には『断章〈虚ろ〉』が憑依している。 『断章〈虚ろ〉』を公開すること。 [14] ########################################################## 〇【プライズ】妖精王国の秘宝 ------------------------ 『妖精王国の物語』の中で闇の騎士を倒し、闇の魔王を退けた伝説の秘宝。 これがいかなるものかを知るのは妖精王国で冒険をした伝説の英雄達だけだ。 ちなみにこれは紙で作ってあって、裏側にPC1や幼馴染たちの名前が下手な字で書いてある。 このプライズを使用すると『闇の騎士』を場から取り除くことができる。 このプライズはいつでも使用する事ができる。 [15] ########################################################## 〇【禁書魔法】虚影(ホロウシェイド) ------------------------ タイプ:呪文 指定特技:なし コスト:なし 目標の心の中にある風景や人物を魔法存在として作り出す。 この魔法によって造り出された魔法存在は、普通の愚者には見えない。 しかし、禁書が完全な力を取り戻すと現実のものとなる。 ※この魔法は愚者だけを目標にする事ができる。 [16] ########################################################## 〇断章〈王国〉 ------------------------ 初期憑依深度:0 攻撃力:3 防御力:2 根源力:4 魔力:6        領域:星 特技:《大地》[星] 魔法:魔盾《大地》    虚影《なし》(禁書魔法) [17] ########################################################## 〇断章〈物語〉 ------------------------ 初期憑依深度:0 攻撃力:2 防御力:4 根源力:3 魔力:6        領域:歌 特技:《物語》[歌] 魔法:逆転《物語》    火花《物語》    魔王召還《物語》    虚影《なし》(禁書魔法) [18] ########################################################## 〇断章〈虚ろ〉 ------------------------ 初期憑依深度:0 攻撃力:4 防御力:2 根源力:3 魔力:8        領域:闇 特技:《絶望》[闇] 魔法:精霊召還《絶望》    騎士召還《絶望》    動揺《なし》    虚影《なし》(禁書魔法) [19] ########################################################## 〇禁書〈虚ろな物語の王国〉 ------------------------ 攻撃力:4 防御力:4 根源力:4 魔力:20(6+6+8) 領域:闇 特技:《大地》[星]《物語》[歌]《絶望》[闇] 魔法:魔王召還《物語》  動揺《なし》    精霊召還《絶望》  虚影《なし》    騎士召喚《絶望》    魔盾《大地》    逆転《物語》    火花《物語》