セッションでやる事

セッションでGMのやる事と言えば、『司会進行』です。
ですが、「そもそもマギカロギアのセッションってどうやって進むの?」という方もいると思います。
そんなあなたのために、「リプレイパート」があります。読んでください
特に『幻惑のノスタルジア』はおもしろいですよ。以上、解散!

というのは流石にアレなので、やる事と注意点を書いていきます。


セッション開始前に

卓を開始する前はだいたい以下の感じでしょうか。

  • 挨拶

挨拶は大事です。「今日はよろしくお願いします」といつも通り挨拶しましょう。
ここで初対面のメンバーがいる場合、自己紹介をしておくとよいでしょう。
TRPG歴や普段よく遊ぶシステムなどを暴露しておくと、人間関係がスムーズです。
GM初心者の場合は「GM初心者です」とちゃんと伝えておいた方がよいでしょう。

  • シナリオ導入説明

シナリオの導入と背景設定などを伝えておきましょう。

  • 意識あわせ

他、必要な事があれば伝えておきましょう。シリアス中心、ギャグ中心など、雰囲気に偏りがある場合はその辺も意識あわせができればいいですね。
また、はじめて遊ぶ人がいる場合は、「マギカロギアは懐の広いシステムなので、色んな魔法使いがいますが、どんな魔法使いもありです。魔法使い同士、お互いを尊重してください」と伝えておくとよいでしょう。

  • キャラメイク

キャラクター作成です。GMは特にする事はありません。
出来上がったキャラクターに「記入漏れ」や「データ間違い」がないかチェックするぐらいですかね。

  • キャラクター紹介

PLに作ったキャラクターを紹介してもらいましょう。
「どんな魔法使いか」、「普段どんな事をしているか」、「どんな事が好きか」など、導入に使えそうなネタを聞いてみてもいいかもしれません。


セッション中に

セッション中ですが、実はマギカロギアのGMはあまりやる事がありません
ハンドアウトを出したり、NPCを動かしたり、ぐらいでしょうか
シーンもPLと一緒につくっていけばいいだけなので、そう難しくはありません。

一応、ノウハウ的な事を以下に書いてみようと思います。

  • シーンの作り方

一例として、以下に、シーンのやり方を書いておきます。

・対象のハンドアウトに対し、PLにやりたいシーンのイメージがあるか聞く

ある場合:PLがどんな事がやりたいかを中心に、どういうシーンするかPLと相談しましょう
(私はこの場合、シーン表を振らなくてもいいと考えています)

ない場合:シーン表を振りましょう。シーン表のイメージを元にPLと相談して、どういうシーンにするか決めましょう

例えば、NPCを調査する場合、「どんな風にそのNPCと関わりたいのか」をPLに聞きます
「会話がしたいのか」、「気づかれずに魔法で調査したいのか」、「場所はどこがいいのか」、などですね。そして、使う「特技」とそれをどういう風に使うのかを聞きます。
ここである程度イメージがあれば、それを元にシーンをつくります。
特になければシーン表を振って、そのイメージからシーンをつくりましょう。

  • 「無理」を勧めよう

「調査」の失敗を、「ファンブル表」を振ることで成功に変える事ができるアクションがあります
それが「無理」です。
「調査」に失敗したPLがいた場合、積極的にGMは無理を勧めましょう
せっかく自分の手番を使って行動したのに何もわからないのでは、手ごたえがありません。
無理」を使えば、例え「ファンブル表」で不幸が起こったとしても、前に進む手ごたえを感じてくれるはずです

  • セッションはPL主体で

GMはシナリオにやりたい事を込めるべき、そこにPLは手出ししない。
PLはセッションにやりたい事を込めるべき、そこにGMは手出ししない。

と言うのが私の考えです。
なので、「GMはセッション中にハンドアウトを変更しない」と言うのをお勧めします。
はじまったセッションはPLのもので、シナリオをどう遊ぶかはPLが決めるのです。
「バランス調整を失敗した」、「記載にミスがあった」、など、シナリオ変更の必要がある場合は、素直にPLに伝えましょう。そして、「変更してもよい」とPLが判断した場合だけ変更する方がよいでしょう。
ダイスもまたオープンダイスでやるのをお勧めします
PLの運命をGMが意図的に操作するのは、GMの権限を逸脱しているように思えるからです。
PLには運命に勝つ自由と、負ける自由があります
運命を受け入れない自由もありますが、まずはその運命自体を操作しない事が肝心です。

  • 判断はPL寄りに

「ルールブック記載の一部のルール」、「ハンドアウトの条件」など、曖昧な部分が存在すると思います。そう言ったものの判断もGMがやります。
その判断ですが、できるだけPLのやりたい事をやってもらう方向に持って行ってください
やりたい事が、世界観に反する事でない場合、その方がセッションがうまく行く事が多いです。