ザ・ループTRPGについて

ザ・ループTRPGとは

ザ・ループTRPGは「子供たちのちょっと不思議な物語」を遊べる素敵なシステムです。舞台は架空の1980年代スウェーデンで、PCは10~15歳の子供たちです。タイトルにもある「ループ」と呼ばれる研究施設の周りで起こる不思議な出来事に巻き込まれていきます。

このシステムの特徴は、PCが普通の子供という点です。子供たちは自転車で町を駆け回り、友達と一緒に冒険し、超常現象に立ち向かいます。「映画版どらえもん」や「映画版クレヨンしんちゃん」のような感じです。ゲームだと「MOTHER」っぽいかな。普段の日常を過ごしている子供たちが何かのきっかけ(たいていはループのせい)で大冒険したり、ちょっとした事件を解決するようなお話です。

PC(キッド)について

PCである子供たち「キッド」も、とても魅力的で、「コンピュータオタク」や「本の虫」、「人気者」、「ロッカー」など様々な「タイプ」の子供たちがいます。そしてみんな、「悩みごと」を持っています。問題を抱えた子供たちなのです。「両親とうまくいかない」「他人に認めてもらえない」「誰かを傷つけたことがある」などなど。けれど、悩みばかりではありません。彼らにも自負(プライド)があります。「自分は学校で一番賢い」「先生にだって立ち向かったことがある」「ロックだ」など。そんな繊細かつ大雑把な子供たち。そんな彼らが仲間同士でケンカしたり仲良くなったりするのも、このシステムの楽しみです。
あと、秘密基地もつくれます。

ループあれこれ

システムは簡単です。

一桁の数字しか使わない簡単なシステムですので、特に身構える必要はありません。6面ダイスが10個ぐらい振れるので楽しいです。やったことない人も是非、一緒に遊びましょう。

1980年代の知識はなくても大丈夫。

携帯電話が一般的でない時代」ぐらいのイメージで大丈夫です。そもそもループの世界には磁気飛行船やロボット、AIなどのSFガジェットが存在するので、現実の1980年代とはだいぶ違います。「なんか昔っぽいけど一部、超化学がある」みたいな感じです。

スウェーデンの知識もなくて大丈夫。

なんとなく外国の子供たちが遊べる」という感じです。上記した通り、現実のスウェーデンと違うので、「スウェーデンという外国をファンタジーとして遊ぶ」感じですね。スウェーデンを知らなくても全然大丈夫です。

PC(キッド)は死にません。

くじける」ことはありますが、死んだりはしません。どちらかと言えば優しいお話です。安心してください。

大人は役にたちません。

大人は子供たちの言うことなんか本気にしません。自分たちで解決する必要があるのです。それが冒険ってものです。

ループってなんだろう。

ループ(LOOP)は長大な粒子加速器をメインとした研究施設のことです。謎に包まれまくっていて詳細なことはわかりませんが、これのせいで何故か不思議なことが起こります。GMは「ループのせいで~」と言えばいいので、とても便利です。

おわりに

こんな感じでループはとても楽しいシステムです。
もし、少しでも「やってみようかな」と思えたら、ぜひぜひ一緒にあそびましょう。
すっごく楽しいですよ!