GMが難しいと感じるあなたへ


どうも、十一里あるくです。

正直に言います。やっぱりGMって大変ですよね。
特にセッション中の素敵なハンドリング、「アドリブ」と呼ばれるやつですが、これはなかなかに職人芸です。
自分はわりと長くTRPGを遊んで来て、わりとGMをやっている種類の人類だと思うのですが、
いつまでたっても「アドリブ」ってやつがちっとも上手くなりません。

けれど、長くやってくるといろいろと発見もあります。
自分にとっての大きな発見は「アドリブが下手でも楽しいセッションができる。しかも、GMもPLも楽しい」という事です。
個人的な体験なので他の環境でも通用するかはわかりませんが、その考え方を書いてみたいと思います。
自分と同じ「アドリブが下手なGM」さんの肩の荷が少しでも下りればと思っています
また、「アドリブ以外が苦手なGM」さんについても触れていきたいと思います。

さて、本題に入る前に語句のイメージの共有をしましょう。
自分は以下のイメージでそれぞれの語句を使用しています。

  • シナリオ: セッションで使用する進行表。セッションで扱う物語の概要。
  • アドリブ: PLの提案によいレスポンスを返す。それの物語への反映。
  • コミュニケーション: 楽しい場をつくる。PLが話しやすい環境の維持。

それでは、いきなり結論に参ります。結論っ!

GMは一人ではありません。PLにも頼りましょう。
そして、「シナリオ」・「アドリブ」・「コミュニケーション」、そのどれかに注力しましょう。

「いやいや、ちょっと待って。全部やらないとGMなんてできないよ」
「どれかやらないとかありえないんですけど」

そんな風に思っちゃいますかね。まぁ、そうですよね。
そりゃそうなんですが、そこはやり方次第ってやつです。
システムにもよるので、具体的なシステムをイメージせずにふわっと書いていきますね。

ではでは、先ほどの文章をちょっとニュアンスだけ変えてみましょう。

セッションにおいてGMは、よい「シナリオ」を準備し、「アドリブ」で体験に躍動感を与え、「コミュニケーション」で場を楽しくする。

は?

そんなもんできるかぁぁ!!! 完璧超人かおまえはぁぁ!!!

と、思ったあなた。ずばりその通りです。その叫びこそが正解です
できないんですよ。当たり前に。
たいていの人は、苦手な事、得意な事、好きな事、嫌いな事があります。
全部なにもかも上手にやるっていうのは、たいていの人にできないはずです

でも、その中の一つだけ、一つだけなら、どうでしょう?
シナリオ」・「アドリブ」・「コミュニケーション」、そのどれか一つでも、得意な事はありませんか?
得意じゃなくても、好きな事はありませんか?

そうです。その「得意な事」、「好きな事」こそ、あなたのGMとしての「持ち味」です


「シナリオ」を作るのが好きなあなた。

あなたは、「シナリオ」作りに注力しましょう。素敵な物語の主役をPLにして一緒に最高のシナリオを楽しみましょう。「アドリブ」なしでも楽しいシナリオを作りましょう。それでも「アドリブ」を要求された場合、「ごめん、そこは考えてないや、どうしたらいいかな?」とPLと一緒に「アドリブ」しましょう。一人ではなく皆でやるなら楽なものです。「コミュニケーション」も得意なPLさんに任せてしまいましょう。がんばってやらなくても大丈夫。一番得意な人がやればいいのです。セッションは参加者全員の楽しみですからね。


「アドリブ」好きのあなた。

あなたは、「アドリブ」に注力しましょう。シナリオ」なんて初めと結末と、後は自分が重要だと思うシーンが決まっていればいいんです。敵データなんかルールブック記載の敵データでいいですよ。どんどんPLの要求に「アドリブ」で応えてダイナミックな物語を楽しみましょう。「コミュニケーション」も得意なPLさんに任せてしまいましょう。そうですね、むしろ「コミュニケーション」が得意でないなら、GMだけがしゃべり過ぎないようにするのが大事かもしれません。セッションは参加者全員の楽しみですからね。


「コミュニケーション」好きのあなた。

あなたは、「コミュニケーション」に注力しましょう。とにかく卓を楽しく、皆がお話に参加できるように場をつくっていきましょう。「シナリオ」なんかお約束でいいんです。一番楽しい「お話」はこれから作って行くんですから。「アドリブ」なんて必要でしょうか。きっとPLの誰かが思いついてくれますよ。「こうしたらおもしろいんじゃないかな?」って。あたなはそのPLさんが話しやすく、お話にのってこれるように場を作ってあげるだけです。一人ではないんです。セッションは参加者全員の楽しみですからね。


全部好きだぜ、得意だぜ、一緒に遊ぼう楽しいぜ、のあなた。

あなたは素晴らしいGMです。GMをするために生まれて来たと言ってもいいでしょう。
もうとにかくGMしまくって、PLさん達と楽しい卓を作ってください。
全部好きなんだけど、イマイチPLからの受けがよくないんだよな」という場合は、あえて「シナリオ」・「アドリブ」・「コミュニケーション」のどれかにだけ注力したセッションをしてみてください。
自分で気づいていないだけで、自分の苦手な事というのがあるかもしれません
それに気がつければ、あなたのGMの素晴らしさは次のステップへと進みます。


好きな事なんかない。全部ダメ。どれも得意じゃないあなた。

すいません、あなたはGMに向いてないですね。もっと楽しめたり好きな事をした方がいいでしょう。
お勧めは、参加者で持ち回りのGMなど、GMを固定化しない事ですね。
いろんなセッションに参加すれば、見え方なんかも変わってきますよ
TRPGはとにかく楽しむ事が大事です


今となっては恥ずかしい話ですが、自分は「アドリブができている」と思っていた時期がありました。
ただ、何かのおりに、「シナリオをとても一生懸命に作っていた」時があったんですね。
その時にふと気づきました。
「シナリオこれだけ作りこんだら、アドリブとかいらなくね?」
そして、「アドリブ」をしないセッションのうまくいく事、楽しい事。
GMもPLも大満足のセッションでした。
自分は気づきました。
「あ、自分はアドリブ下手だったんだ」

大事な事なので、もう一度言いましょう。
GMが難しいと感じるあなた、

GMは一人ではありません。PLにも頼りましょう。
そして、「シナリオ」・「アドリブ」・「コミュニケーション」、そのどれかに注力しましょう。

その上で、はっきりと言います。

GMは楽しいよ!


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